ACTG12 航空学生(空・海)第1・2次試験対策
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ACTG11 航空機の3軸
航空機には、3つの軸があります。
- 航空機の前後を結ぶ線をロール(Roll)軸
- 航空機の左右を結ぶ線をピッチ(Pitch)軸
- 航空機の上下を結ぶ線をヨー(Yaw)軸
といい、それぞれを図で示すと以下のようになります。
航空機の操縦は、それぞれの軸を個別にまたは同時に複数動かすことになります。
機首を上げたいのであれば、「ピッチ軸」を動かすことになり、旋回するために航空機を傾けたい(バンクをとる。と言います。)のであれば、ロール軸を動かします。
通常、ほとんどの航空機は各軸に対応する操縦装置を有しており、操縦者はそれぞれを必要なだけ動かして、所望の姿勢を確立します。
各軸と航空機の動き、それに伴う用語は次のとおりです。
- 機首を上げる/下げる。:ピッチを上げる/下げる。
- 機体を右/左に傾ける。(右/左にバンクをとる。):右/左にロールさせる。
- 機首を右/左に向ける。(右/左にヨーイングさせる。):右/左に滑らせる。※
※ヨーについては、意図的に滑らせることは非常に少ないため、用語としては「右/左に滑っている。」というような使い方をします。どちらかというと、滑っている機体を(滑らない状態に)修正するために、ヨーは使用されます。
以降の講義では、ピッチ、ロール、ヨーと言う言葉にあわせて、機首を上下、左右にバンクをとるという表現を行いますので、各軸と機体の動きを対応させて覚えてください。
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